まぶたが腫れる

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目の症状ガイド

まぶたは、一部分にしこりができて腫れることも、全体が腫れることもあります。ものもらいのほか、アレルギー、皮膚の炎症、まぶたの周りに広がる感染などが原因になります。

腫れの大きさだけでなく、痛み・熱っぽさ・発熱がないかを確認してください。目の動かしにくさや見え方の変化は、受診を急ぐ目安です。

こんなときは、様子を見ずに受診を
すぐに受診
  • 目を動かすと痛い・動かしにくい
  • 見えにくい、物が二重に見える、眼球が前に出たように見える
  • 目の強い痛み、まぶしさ

すぐに眼科または救急外来を受診してください。

当日中に受診
  • 発熱を伴う腫れ。まぶたが赤く熱を持つ、赤みや腫れが急に広がる
  • コンタクトレンズ使用中の痛み・充血、目を開けられないほどの腫れ

当日中に受診してください。目の奥に感染が広がる眼窩蜂窩織炎(がんかほうかしきえん)では、入院治療が必要な場合があります。

まぶたの一部分に小さな腫れがある状態と、まぶたの広い範囲が赤く腫れた状態を比べる医療イラスト。
一部分が腫れる場合と、広い範囲が腫れる場合の例です。見た目だけでは病気を区別できません。※説明用の模式図です。色や大きさは実際とは異なります。

腫れ方から考えられる原因

しこりの状態、かゆみ、熱や痛みの有無を手がかりに原因を調べます。炎症が強いと似た見た目になるため、症状だけでは区別できません。

こんな特徴まぶたの一部が赤く腫れて痛む
麦粒腫(ばくりゅうしゅ/ものもらい)まつげの根元や、まぶたの分泌物を出す部分(腺)に細菌が感染します。
こんな特徴硬いしこりがあり、痛みは少ない
霰粒腫(さんりゅうしゅ)まぶたにある脂を出す腺の出口が詰まり、しこりになります。炎症が起こると赤く腫れることもあります。
こんな特徴かゆみが強い。化粧品や目薬を新しく使った
アレルギーやかぶれ花粉などへのアレルギー反応や、化粧品・目薬などの刺激で腫れることがあります。
こんな特徴まぶたの縁の赤み・かゆみ、まつげの根元の汚れが続く
眼瞼炎(がんけんえん)まぶたの縁の炎症で、続いたり繰り返したりします。
こんな特徴まぶた全体が赤く熱を持って痛む。発熱がある
まぶたや目の奥(眼窩)の感染急ぎ目の奥まで感染が広がっていないか、確認が必要です。
こんな特徴眼球が前に出る、二重に見える。甲状腺の病気がある
甲状腺に関連する目の病気バセドウ病などに関連して起こることがあります。治療中の方は診察時に伝えてください。

当院で行う検査

  1. 腫れている場所と、しこりの確認

    腫れの広がりやしこりの有無を診察し、皮膚・まつげ・まぶたの裏も確認します。

    診察室の細隙灯顕微鏡
  2. 視力と目の動きの確認

    見え方、目の動き、瞳孔の状態などを調べ、目の奥に影響が出ていないかを確認します。

    当院の液晶視力計
  3. 感染の広がりや、治りにくいしこりの検査必要に応じて

    目の奥の感染が疑われる場合は、血液検査や画像検査を検討します。治りにくいしこりでは、組織を調べる検査が必要になることもあります。

原因に合わせた治療

細菌感染と、脂の詰まりでは治療が異なります

麦粒腫では、状態に応じて抗菌薬や処置を検討します。霰粒腫は経過をみることもありますが、大きいしこりや長く残るしこりでは手術などを検討します。

かぶれの原因となるものを避けます

アレルギーやかぶれは、原因との接触を避け、症状に合った薬を選びます。腫れを繰り返すときは、前と同じ病気だと決めつけず、再度診察を受けてください。

自宅でのケア

おすすめのこと

  • 腫れている部分を清潔に保ち、コンタクトレンズとアイメイクを休む
  • 麦粒腫・霰粒腫と診断されたら、医師の指示に沿って温める(熱すぎないタオルをやさしく当てる)

避けてほしいこと

  • しこりをつぶしたり、針で刺したり、強く押したりする
  • 原因の分からない強い腫れを、温めるだけで様子見する

受診のときに教えてください

  • いつ腫れ始めたか、熱や痛みがあるか
  • しこりの大きさや硬さがどう変わったか
  • 新しく使った化粧品や目薬、けがの有無
  • 副鼻腔炎(鼻の周りの空洞の炎症)や甲状腺の病気の有無

よくある質問

まぶたの腫れは、すべてものもらいですか?

アレルギーや、まぶた全体に広がる感染などでも腫れます。原因によって治療が異なるため、しこりの有無や痛み、かゆみなどを確認します。

腫れたまぶたは、冷やすべきですか?温めるべきですか?

原因によって対応が異なります。診断を受ける前に強く温めたり揉んだりするのは避けてください。痛みや発熱があるときは、受診を優先しましょう。

同じ場所に、何度もしこりができます。

繰り返すしこりや、長く治らないしこりは、改めて調べる必要があります。特に高齢の方は、別の病気が隠れていないか確認します。

ほかの症状から探す

気になる症状は、お気軽にご相談ください

受診時は「いつから」「片目か両目か」「痛みや見えにくさの有無」をお伝えください。

診療時間 午前 9:00〜12:30/午後 15:30〜18:30
火曜は午前のみ(受付11時まで)・木曜と土曜は午前のみ
休診日:日曜・祝日
参考にした医学情報
  1. 日本眼科学会:霰粒腫
  2. NHS:Stye
  3. NHS:Eyelid problems
  4. NHS:Blepharitis
  5. Moorfields Eye Hospital:Preseptal/orbital cellulitis
  6. NHS Highland:Orbital cellulitis (Guidelines)
  7. NEI:Blepharitis

確認日:2026年10月6日