こんにちは、院長の岸本です。
当院は日本近視学会に所属しており小児の近視治療において積極的に治療を進めている眼科となります。最近特に、COVIDの影響、ITの進歩により自宅でのPCを使った授業などの普及により視力が低下された学童期のお子様を以前よりもよく診るようになった気がします。
近視の進行には遺伝的な要素、生活環境の両方の要素が関与するといわれております。よく、近視を治す方法がないかと聞かれるのですが現在においても近視を完全に止める方法はないのが現状です。
現在、近視抑制の治験のため当院でもプロジェクトに参加しており、いずれは進行抑制の点眼が市販化される可能性はあるかもしれませんが、現在は未定です。
日本近視学会のページより
1.低濃度アトロピンによる予防
2.オルソケラトロジーによる予防
3.多焦点ソフトコンタクトレンズによる予防
4.特殊なメガネによる予防
現在、学会においてもエビデンスがある近視抑制はこのくらいといわれています。ただし、いずれにおいても現在のところ保険診療からは外れてしまいますのでご注意ください。
世の中には怪しげな近視を治す(?)治療器具、治療などがあり、よく聞かれることがあるのですがエビデンスとしては医学的には乏しいと考えておりますのでご注意いただければと思います。
下記リンクより日本近視学会の一般の方向けのページとなりますのでご覧ください。
https://www.myopiasociety.jp/general/about/