あけましておめでとうございます。
当院は1月4日より通常診療となりますのでよろしくお願いいたします。
今回は緑内障の方の方にとって非常に朗報となりますので是非ご覧ください。
早速ですが、12月末より新しい視野検査の機械を導入いたしました。
クリュートメディカルのimo vifaという機種となります。昨年発売されたばかりの地域初導入の機器となります。
まずは視野検査という検査がどういう検査なのかということなのですが、まず視野とはなんでしょうか?
視野とは正面を見たときに上下左右の見える範囲のことを視野といいます。
緑内障になると視野が狭くなくなったり(視野狭窄)、部分的に見えなくなったり(視野欠損)する視野障害が起こってきます。通常、ゆっくりと視野が欠けていく、および普段は両眼でものを見ているために緑内障の存在に気が付いていない方も多く見られます。
また緑内障以外にも視野障害のでる病気もありますので眼科にとっては非常に大切な検査となります。
ただ、従来の機種では患者様にとって非常にデメリットがありました。
1.非常に時間がかかり集中力が持たない(片目10分~15分程度)。そのため検査中に寝てしまう方もいる。
2.目がきょろきょろ動くために正確なデータがとれない場合がある
3.非検査眼にアイパッチを使用し片目をふさいで検査の必要がある
当院では12月初旬から、実際この機種をしばらくデモで使用していたのですが
1.時間が片目あたり4~5分程度と非常に早い
2.直接覗き込むような体勢のため固視不良が少ない
3.アイパッチを使用せず両眼開けたまま検査できる
実際に1ヵ月弱で数十人検査を施行しましたがいずれも、今までの検査より非常に楽だったという意見が多かったために導入することとなりました。
40歳以上になれば20人に1人は緑内障といわれておりますが、視野検査は通常6カ月に一度は必要といわれておりますが非常に苦痛な検査となります。
ただ、今回導入しました最新のino vifa使うことにより、かなり検査が楽になると思います。
他院で視野検査が難しかった方も、是非試していただければと思います。
上記画像のように、覗き込んで片手にスイッチを持ち、光が見えた場合にスイッチを押す検査となります。
https://www.crewt.co.jp/product/imovifa
きしもと眼科では、今後も、どんどん新しい患者様にとってメリットがありそうな新しい検査機器、治療機器を導入していきますのでよろしくお願いします。