🏥 当院の白内障手術について
「視界がかすむ」「光がまぶしい」
それは白内障のサインかもしれません
きしもと眼科 院長 岸本隼人
こんにちは、きしもと眼科の院長・岸本隼人です。
「最近、視界がかすんで見える」「光がひどくまぶしく感じる」「眼鏡を換えても見えにくい」――このようなお悩みをお持ちの方は、白内障が進行しているかもしれません。
白内障とは眼の中のレンズの役割をする水晶体が濁る病気で、原因のほとんどは加齢によるものです。症状が悪化し日常生活で不自由を感じたら手術で治療します。当院では患者様の負担が軽い日帰り手術で行っています。
白内障を有する
(通常)
行える確率
⚠️ こんな症状はありませんか?
- 視界がかすんで見える(もやがかかったように見える)
- 周囲の明るさによって見え方が違う気がする
- 以前より視力が低下したように感じる
- 光や太陽がひどくまぶしく感じる
- 眼鏡を換えても見えにくい
🔬 手術の方法
白内障手術は、局所麻酔(主に点眼麻酔)で行い、黒目(角膜)の上方に2mm程度の小さな切開をつくります。痛みはほとんどなく安心して受けていただけます。
✅ 当院の白内障手術の特徴
① 日帰り手術
欧米ではほぼ100%日帰り手術で行われています。当院でも日帰りで手術を実施しており、入院の必要はありません。全身状態が良好で、術後に通院が可能な方が対象となります。日帰りが難しい方については、近くの病院をご紹介します。
② 手術装置「CENTURION VISION SYSTEM」
当院ではAlcon社製の白内障手術装置CENTURION VISION SYSTEMを採用しています。目への負担を極力少なくし、手術の安全性と効率性に優れた装置です。
③ 病院と同等の高清浄度手術室
手術室は病院の手術室と同等の最高クラスの空気清浄度を保つクリーンエアコンを設置しており、感染リスクを最小限に抑えています。
④ 丁寧な手術へのこだわり
時間短縮よりも「丁寧な手術」を心がけ、手術手技を省かず行うことを大切にしています。術後の見え方の質に直結すると考えているためです。
💴 手術費用について
単焦点レンズ(保険適用)
※ 多焦点レンズ(選定療養・自由診療)をご希望の場合は別途費用がかかります。詳しくは診察時にご相談ください。
※ クレジットカード(VISA・Mastercard)もご利用いただけます。
👁 眼内レンズの種類
単焦点レンズ(保険適用)
焦点が1か所のみのスタンダードなレンズです。費用を抑えたい方に適しています。遠くにピントを合わせた場合、手元の読書などには別途眼鏡が必要になります。
多焦点レンズ(選定療養・自由診療)
遠くから手元まで複数の距離にピントが合う高機能レンズです。眼鏡への依存を大幅に減らすことができます。当院では以下のレンズを取り扱っています。
| レンズ名 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| パンオプティクス プロ | 3焦点 | 世界で最も使われている3焦点レンズの最新版。光のロスを12%→6%に半減し、コントラスト感度と夜間の見え方が大幅に改善 |
| パンオプティクス | 3焦点 | 世界で最も使われている実績豊富な3焦点レンズ。遠方・中間・手元をバランスよくカバー。乱視矯正(トーリック)タイプあり |
| テクニス オデッセイ | 連続焦点 | 手元から遠方まで連続的にカバー。グレア・ハローが少なく夜間も快適 |
| クラレオン ビビティ | EDOF型 | 遠方〜中間をカバー。グレア・ハローが単焦点レンズと同程度に少ない |
| テクニス ピュアシー | EDOF型 | 最も自然でクリアな見え方。夜間の光のにじみが非常に少ない |
📋 手術の準備と当日の流れ
🔍 手術中の注意点
- 手術時間は通常10〜15分程度です
- 手術は椅子を倒し仰向けで行います
- 眼の周りにはきれいな布をかぶせますので、お顔には触れないでください
- お困りのことがあれば急に動かず、声に出して教えてください
- 痛みはほとんどありません。9割以上の患者さんは点眼麻酔で行います。痛みがある場合は目の横に局所麻酔を行います
📝 術後の医学的な注意点
- 眼のゴロゴロや赤みが出ることがありますが自然と改善します
- 見え方は1〜2週間で安定しますが、白内障以外の眼の病気がある場合には時間がかかることがあります
- 新しい眼鏡は術後2〜3か月経ってから作製します
- 感染予防のため目薬と眼の保護をして注意事項を守ってください
飲み薬(手術当日の夕食後から服用)
1日3回 朝・昼・夜 1錠ずつ3日分
痛いとき 1錠 3回分。痛みがなければ飲まないでください
目薬(手術翌日の診察後から点眼)
モキシフロキサシン塩酸塩
1日4回(朝・昼・夜・寝る前)
フルオロメトロン
1日4回(朝・昼・夜・寝る前)
ブロムフェナクナトリウム水和物
1日2回(朝・夜)
※ 3種類の目薬は5分程度間隔をあけてさしてください。通常、術後3か月間は続けていただきます。
※ 点眼前は必ず石鹸等で手を洗い、なるべく上まぶたには触れないよう下まぶたを軽く引っ張って1滴さしてください。
🏠 術後の生活の目安
| 内容 | 再開できる目安 |
|---|---|
| 首から下のシャワー・テレビ・読書・事務作業 | 術後翌日〜OK |
| 入浴・洗髪・洗顔・軽い運動・運転 | 術後3日目〜OK |
| 汗をかく運動・プール・温泉 | 術後2週間〜OK |
| 術後点眼 | 翌日から約3か月程度 |
手術日翌日の水・木・金 → 翌週月・金 → その後は1週間後ごと
しばらくの間、通院の必要があります。
⚠️ 手術の合併症について
手術そのものは99%以上の確率で予定通りに行うことができます。しかし以下のような合併症が起こる可能性があります。合併症が起きた場合には適切な処置・治療を追加します。
眼内レンズの挿入不能
水晶体の袋やこれを支えるチン小体が脆弱な場合は眼内レンズを挿入できないことがあります。その場合は眼内レンズを眼球の壁(強膜)に固定する手術が追加で必要になる場合があります。
術後感染(眼内炎)
傷口から細菌が入り感染症が起こることが稀にあります。確率は0.03%と低いですが放置して重症化すると視力の障害が残る可能性があります。手術前後の目薬や眼の保護で予防できますので、指示通りに行ってください。
術後屈折誤差
術前検査により決定した焦点の位置に誤差が出ることがあります。この誤差が出た場合でも、眼鏡などで矯正が可能です。
後発白内障
手術後に眼内レンズを入れる袋(水晶体嚢)が濁ることにより視力が低下する病気です。約30〜40%の確率で発生するといわれています。見え方に支障が出た場合はレーザー治療にて改善させることができます。
❓ よくあるご質問
✉️ 院長からひとこと
きしもと眼科 院長 岸本隼人
白内障手術は「丁寧さ」が最も大切だと考えています。手術時間を短縮することよりも、手術手技を省かず丁寧に行うことが術後の見え方の質に直結すると信じています。また、白内障手術は一生に一度の大切な選択です。どのレンズにすればよいかわからない、手術が不安という方も、どうぞお気軽にご相談ください。患者様おひとりおひとりの目の状態とライフスタイルに合わせて、最適な手術とレンズをご提案いたします。
本記事は患者様への情報提供を目的としたものです。治療の適応については個人差があります。診察・検査のうえ医師の判断のもとで治療方針を決定いたします。価格・診療内容は予告なく変更する場合があります。