薬のみの処方に関して

よく診察なしで薬のみ処方してくださいという依頼を受けますが
無診察治療(処方)の禁止という決まりがあります。

医師法20条

医師は、自ら診療しないで治療をし、もしくは診断書、処方箋を交付してはならない

とあります。この規定に違反した場合50万以下の罰金という刑罰も定められております。保険診療は国が定めたルールに従っていかなければなりません。

確かに症状が安定しており同じ薬でいいから、とおっしゃられる気持ちは分かるのですが違反した場合、今後のクリニックの運営にも関わってきますのでご遠慮ください。

ただし、例外がないわけではなくて、患者様の事情でどうしても診察にこれないこともありますので、その場合は家族に病状を聞いたうえでの処方箋の発行は認められております。

 

新しい視野検査機器の導入のお知らせ

あけましておめでとうございます。
当院は1月4日より通常診療となりますのでよろしくお願いいたします。

今回は緑内障の方の方にとって非常に朗報となりますので是非ご覧ください。
早速ですが、12月末より新しい視野検査の機械を導入いたしました。
クリュートメディカルのimo vifaという機種となります。昨年発売されたばかりの地域初導入の機器となります。

まずは視野検査という検査がどういう検査なのかということなのですが、まず視野とはなんでしょうか?

視野とは正面を見たときに上下左右の見える範囲のことを視野といいます。
緑内障になると視野が狭くなくなったり(視野狭窄)、部分的に見えなくなったり(視野欠損)する視野障害が起こってきます。通常、ゆっくりと視野が欠けていく、および普段は両眼でものを見ているために緑内障の存在に気が付いていない方も多く見られます。

また緑内障以外にも視野障害のでる病気もありますので眼科にとっては非常に大切な検査となります。

ただ、従来の機種では患者様にとって非常にデメリットがありました。

1.非常に時間がかかり集中力が持たない(片目10分~15分程度)。そのため検査中に寝てしまう方もいる。
2.目がきょろきょろ動くために正確なデータがとれない場合がある
3.非検査眼にアイパッチを使用し片目をふさいで検査の必要がある

当院では12月初旬から、実際この機種をしばらくデモで使用していたのですが
1.時間が片目あたり4~5分程度と非常に早い
2.直接覗き込むような体勢のため固視不良が少ない
3.アイパッチを使用せず両眼開けたまま検査できる

実際に1ヵ月弱で数十人検査を施行しましたがいずれも、今までの検査より非常に楽だったという意見が多かったために導入することとなりました。

40歳以上になれば20人に1人は緑内障といわれておりますが、視野検査は通常6カ月に一度は必要といわれておりますが非常に苦痛な検査となります。

ただ、今回導入しました最新のino vifa使うことにより、かなり検査が楽になると思います。
他院で視野検査が難しかった方も、是非試していただければと思います。


上記画像のように、覗き込んで片手にスイッチを持ち、光が見えた場合にスイッチを押す検査となります。

https://www.crewt.co.jp/product/imovifa

きしもと眼科では、今後も、どんどん新しい患者様にとってメリットがありそうな新しい検査機器、治療機器を導入していきますのでよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドライアイの新しい点眼薬の処方開始しました

きしもと眼科、院長の岸本です。

11月17日より新しい点眼薬 ジクアスLXが処方可能となりました。
これまでジクアスという点眼薬ですがドライアイ用の点眼薬として、最近は一番処方されている非常に効果がある点眼薬です。
ただ欠点として1日6回点眼とかなり回数が多いため忙しい現代人にとって、なかなか処方通りの点眼回数を維持することができないという声が多く寄せられておりました。

今回それを解決するためにジクアスLX1日3回、朝、昼、晩だけで以前のジクアスと同程度の効果があるというのが売りの点眼薬となります。

私自身も、コンタクトレンズを使用し、仕事上PC作業が多いためドライアイ症状があるので早速、当新薬を試しました。

〇点眼回数が少なくなっても、目の渇きやゴロゴロ感が感じづらくなったことは使いやすさにつな  がると思いました。

〇仕事の合間に点眼をする必要がなくなったこともメリットではないでしょうか。

当院ではドライアイ治療にも力をいれており、点眼治療だけでは効果を実感しにくい方に対しても施術として、『IPL』という最新の治療法も導入しております。自由診療となりますが、何回か繰り返して施術することにより、非常に効果を実感できるドライアイ治療となります。

眼の渇き、まばたきをしても感じる目の疲労感など、思い当たる症状のある方は一度、当院で相談してみてはいかがでしょうか。

 

マイオピン価格変更の件

原材料費及び輸送費等、急激な円安により仕入れ価格の上昇のため、 

2022年12月1日からマイオピン点眼薬の価格変更させていただきます。

3000円(税込)→3500円(税込となります。

ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い致します。

 

インフルエンザ予防接種開始のお知らせ

10月1日より、当院にてインフルエンザ予防接種を開始しました。

1歳~12歳 原則2回(2-4週間隔 4週がおすすめです)
13歳以上 原則1回

接種料金

1歳~12歳
(神戸市在住)
1回目 2000円 / 2回目 3500円
18歳未満の兄弟がいる方:2回目 2000円(※)
13歳~64歳 3800円
65歳以上
(神戸市在住)
1500円

※兄弟がいらっしゃる方は金額の助成が受けられるため、必ず兄弟の分の母子手帳をご持参ください。受付にて確認ができた場合のみ助成を受けた金額で接種していただけます。

※コロナワクチン接種を受けられた方は、2週間以上間隔を開けてください

最新の手術顕微鏡、プロベオ8を導入しました

きしもと眼科院長、岸本です。

先週からライカ社の最新最上位機種のproveo8を導入いたしました。
昨今の半導体不足の影響か、価格が高騰しているのと、納期が少しかかりましたがようやく導入に至りました。

以前、当院ではカールツァイス社のVISU160を使用しておりましたがある程度までの進行の白内障では問題なかったのですが、手術件数がの増加に伴い非常に進行した白内障の症例が増えてきました。
手術の際に重要なことは、もちろん手術者の腕、手術機械の性能、濁った水晶体の状態を鮮明に見て処理できるかとなってきます。

今回の顕微鏡のメリットは手術の際の視認性にすぐれ、かつ通常より光を落とした状態でも手術が可能となるため、手術時間の短縮、および手術の際のまぶしさを極力減らすことが可能となり患者様にとってもより安心して手術を受けることが可能になります。
デメリットは前機種よりかなり大きくかさばることですね。1.5倍くらいの大きさがありますね。

白内障手術機器、手術顕微鏡は術者にとっては手足のようなものであり、優れた性能の機種を使用することにより、より安心、安全に手術ができます。

きしもと眼科ではこれからも、より良い医療を提供できますように、新しい検査機器、手術機器を導入していきます。

 

 

 

白内障手術後の患者様は是非ご覧ください

当院、もしくは他院で以前に白内障手術を受けれれたことのある患者様は是非ご覧ください。

白内障手術を受けると、白内障以外に眼の病気が無ければ、ほとんどの患者さんでは見え方(視機能)が改善します。しかし、白内障手術後しばらくすると視機能が低下してくることがあります。
霞みが増えて見づらくなるといった白内障と似たような症状をきたしてきます。

その原因の1つに、後発白内障があります。これらは白内障手術後において発生頻度の高い合併症ですが、通常、簡単な外来のYAGレーザー治療で良くなりますので心配はありません。

後発白内障とは
白内障の手術の際は、水晶体の嚢の中に人口レンズを挿入して手術を終了します。
しかし、手術後しばらくすると水晶体嚢が水晶体細胞が増殖することにより図のように濁りが出てきます。軽度であれば問題ありませんが濁りが増えれば増えるほど光の透過性が低下することにより視機能が低下してきます。
術後5年以内に20%の患者様に発生してくるといわれており珍しい病気ではありません。

治療法
治療法としてはYAGレーザーという光を利用することにより、水晶体嚢に穴をあけることにより濁りを除去することが可能です。痛みのない短時間で終わる外来の処置となりますので安心して受けていただくことができます。

当院、もしくは他院で白内障手術を受けられた方も、多数YAGレーザーを施行しておりますので白内障手術後で気になる方は是非来院ください。

8月の休診のお知らせ

2022年8月11日(木)~8月15日(月)まで休診とさせていただきます。

お間違えの無いようによろしくお願いいたします。

この前後は混雑が予想されますので、ご理解の上、来院いただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。